極上御曹司と最愛花嫁の幸せな結婚~余命0年の君を、生涯愛し抜く~
『クマがあって酷い顔をしている』というのを優しい言葉で気づかせてくれようとしただけだろう。
セクハラとは思っていないのでご安心を、そう続けようとしたのだが。
「確かに外見だけを誇張するような言い方はよくないよな。俺は美守さんの内面も素敵だと思ってる。もちろん外見も美しいとは思うが……堂々巡りだな」
「……はい?」
「祇堂社長、どんどん墓穴を掘っているので、口を閉じて」
見かねた武久さんが止めに入る。
「気にしておりません。私もお世辞くらいは判別がつきますから」
「いや、お世辞ではないよ! 本当に君は綺麗だ」
「もういいですから、社長。黙ってください、いろいろと駄々洩れです」
結局、会議には武久さんが付き添い、私は社長室で待機を命じられた。
私はデスクに戻りメールをチェックし、スケジューリングを再確認。
重要度の高い案件を隙間時間に埋め込んでいくと、本当に休みのない、かつかつな一日になってしまった。
休息がとれるよう調整するなどと言っておきながら、いっそう詰め込んでしまって心苦しい。
せめてハーブティーでもと、社長が戻ってくるのを待ちながら準備する。
セクハラとは思っていないのでご安心を、そう続けようとしたのだが。
「確かに外見だけを誇張するような言い方はよくないよな。俺は美守さんの内面も素敵だと思ってる。もちろん外見も美しいとは思うが……堂々巡りだな」
「……はい?」
「祇堂社長、どんどん墓穴を掘っているので、口を閉じて」
見かねた武久さんが止めに入る。
「気にしておりません。私もお世辞くらいは判別がつきますから」
「いや、お世辞ではないよ! 本当に君は綺麗だ」
「もういいですから、社長。黙ってください、いろいろと駄々洩れです」
結局、会議には武久さんが付き添い、私は社長室で待機を命じられた。
私はデスクに戻りメールをチェックし、スケジューリングを再確認。
重要度の高い案件を隙間時間に埋め込んでいくと、本当に休みのない、かつかつな一日になってしまった。
休息がとれるよう調整するなどと言っておきながら、いっそう詰め込んでしまって心苦しい。
せめてハーブティーでもと、社長が戻ってくるのを待ちながら準備する。