絶交ゲーム
豊が怪訝そうな顔になったので、私は慌てて「そ、そうだったね」と、笑みを作った。
浩二は豊を受け入れている。
毎日お見舞いに来るから、サッカー部に顔を出せと怒ってまでいるらしい。
全然ダメだった。
浩二の足を切断するところまで追い込んでも、このふたりの関係は変わっていなかったんだ!!
私は知らずに奥歯を噛み締めていた。
ギリギリと歯ぎしりをしてしまう。
「わ、私もお見舞いに行っていいかな?」
「手術が終わってからにしてやってほしい」
そうだった。
さっきも同じようなことを言われたんだった。
落ち着け。
これから先どうすればゲームが進行するか考えないといけない。
他になにか手があるはずだ。
でも、考えれば考えるほどに頭の中は真っ白になっていく。
これ以上何をすれればいいのか、わからなくなっていく。
浩二は豊を受け入れている。
毎日お見舞いに来るから、サッカー部に顔を出せと怒ってまでいるらしい。
全然ダメだった。
浩二の足を切断するところまで追い込んでも、このふたりの関係は変わっていなかったんだ!!
私は知らずに奥歯を噛み締めていた。
ギリギリと歯ぎしりをしてしまう。
「わ、私もお見舞いに行っていいかな?」
「手術が終わってからにしてやってほしい」
そうだった。
さっきも同じようなことを言われたんだった。
落ち着け。
これから先どうすればゲームが進行するか考えないといけない。
他になにか手があるはずだ。
でも、考えれば考えるほどに頭の中は真っ白になっていく。
これ以上何をすれればいいのか、わからなくなっていく。