推しへの恋愛禁止令を出したのは推しの相方でした
「それではここで他の方に答えてもらったアンケートの紹介をしようと思います!」
カナトが元気よく言い、ステージのモニターもアンケート回答コーナーという文字に変わる。
「Reiちゃん出るかな?」
「う、うん...」
ユキちゃんがワクワクした顔で私を見る。私は高鳴る鼓動を感じながら、ステージを見続けた。
「まずは『明日への道』などを投稿されているアキラさんです。質問はー...」
私以外の人へのアンケートの紹介をし、いくつかコメントをしていく。
「次は『春に咲く花』などを投稿されているReiさんです!」
いよいよ私の番が来た。今日の中で1番胸が高鳴る。
「最初の質問は『曲を投稿し始めたきっかけは?』です。Reiさんのお答えは『父が作曲しているのを見ていた為自分でも作りたいと思いました。それと普段心の中で思っているコトを言葉にしたいと思い、曲を投稿し始めました』とのコトです。ご家族に音楽に関わりがある人がいるの良いですね!それと心の中で思ってるコトを歌詞にされてるのも良いですね。Reiさんの曲は弱さに寄り添ってくれる歌詞が多いので、弱さも受け入れてくれる優しい人なんだなって思いますね」
カナトが私のアンケートの回答に対してコメントしてくれる。それも優しくて温かい言葉で、私自身を表してくれた。そして私の曲の歌詞を見てくれていると分かるコメントもしてくれた。私は嬉しさで涙が溢れそうになるのを必至に堪える。
「次の質問は『活動している中で嬉しかったコト』。回答は『曲へのコメントを貰えた時です。コメントが届くと聴いてくれた人がいたコトが分かり、私の曲をどう受け取ってくれたか分かるので嬉しいです』とのコトです!やっぱり聴いてくれた人からの言葉って嬉しいですよね。僕もファンの方と会えた時やお手紙で色んなコトを伝えてもらえた時に幸せだなって思います」
カナトのファン想いな所も感じられ、嬉しさが限界突破する。
幸せすぎて倒れそうだが、回答した質問はあと一つ。それを聞くまでは倒れられないと思った。
「それでは次が最後の質問です。『リスナーさんへ一言』というコトで、その回答は『貴方が何処にいても私の曲が届くように頑張ります』とのコトです!...スゴく素敵な言葉ですね」
カナトはしみじみと噛み締めるように言う。
過去にカナトが言ってくれた言葉を少し変えて書いた言葉。
気づかれるコトはないだろうが、カナトが優しい瞳になっているコトに胸がざわつく。
「以上!Reiさんのアンケート回答でした!」
カナトは元気に締めた。
カナトが私に伝えた言葉を覚えててくれているんじゃないかと一瞬思ったが、そんな高望みはしない方が良いだろう。
そうしてまたゲストとのトークに戻った。楽しい時間はあっという間に過ぎ、ボカロPのイベントは終わりを迎えた。
カナトが元気よく言い、ステージのモニターもアンケート回答コーナーという文字に変わる。
「Reiちゃん出るかな?」
「う、うん...」
ユキちゃんがワクワクした顔で私を見る。私は高鳴る鼓動を感じながら、ステージを見続けた。
「まずは『明日への道』などを投稿されているアキラさんです。質問はー...」
私以外の人へのアンケートの紹介をし、いくつかコメントをしていく。
「次は『春に咲く花』などを投稿されているReiさんです!」
いよいよ私の番が来た。今日の中で1番胸が高鳴る。
「最初の質問は『曲を投稿し始めたきっかけは?』です。Reiさんのお答えは『父が作曲しているのを見ていた為自分でも作りたいと思いました。それと普段心の中で思っているコトを言葉にしたいと思い、曲を投稿し始めました』とのコトです。ご家族に音楽に関わりがある人がいるの良いですね!それと心の中で思ってるコトを歌詞にされてるのも良いですね。Reiさんの曲は弱さに寄り添ってくれる歌詞が多いので、弱さも受け入れてくれる優しい人なんだなって思いますね」
カナトが私のアンケートの回答に対してコメントしてくれる。それも優しくて温かい言葉で、私自身を表してくれた。そして私の曲の歌詞を見てくれていると分かるコメントもしてくれた。私は嬉しさで涙が溢れそうになるのを必至に堪える。
「次の質問は『活動している中で嬉しかったコト』。回答は『曲へのコメントを貰えた時です。コメントが届くと聴いてくれた人がいたコトが分かり、私の曲をどう受け取ってくれたか分かるので嬉しいです』とのコトです!やっぱり聴いてくれた人からの言葉って嬉しいですよね。僕もファンの方と会えた時やお手紙で色んなコトを伝えてもらえた時に幸せだなって思います」
カナトのファン想いな所も感じられ、嬉しさが限界突破する。
幸せすぎて倒れそうだが、回答した質問はあと一つ。それを聞くまでは倒れられないと思った。
「それでは次が最後の質問です。『リスナーさんへ一言』というコトで、その回答は『貴方が何処にいても私の曲が届くように頑張ります』とのコトです!...スゴく素敵な言葉ですね」
カナトはしみじみと噛み締めるように言う。
過去にカナトが言ってくれた言葉を少し変えて書いた言葉。
気づかれるコトはないだろうが、カナトが優しい瞳になっているコトに胸がざわつく。
「以上!Reiさんのアンケート回答でした!」
カナトは元気に締めた。
カナトが私に伝えた言葉を覚えててくれているんじゃないかと一瞬思ったが、そんな高望みはしない方が良いだろう。
そうしてまたゲストとのトークに戻った。楽しい時間はあっという間に過ぎ、ボカロPのイベントは終わりを迎えた。