呪縛の魔法少女戦士
ピピピっピピピっピピピっ(目覚まし)
んっ!?ゆ、夢?
そうだよね、あんな話本当にあるわけな、、
「ダイヤモンドパクト、」
全て夢のはずなのに、パクトだけ、机の上にあった。
「しあーん、早く起きないと転校初日から遅刻しちゃうわよー。」
「はーい、お母さん!」
どうなってるの?
これは現実なの?それとも幻覚?

「みんな席に座れ。
転校生を紹介する、雨宮紫明だ。」
やっぱ転校初日は、第一印象が重要よね。
ここは明るく行かなきゃ!
「転校してきた、雨宮紫明です。
みんなよろしくねー!(*^^*)」
みんな喜んで拍手してくれた。
「じゃあ、紫明の席は、窓側の後ろだ。」
「はい。」
「はい、じゃ、授業始めるぞ。」
思ったよりいい席でよかった。
「よ!また会ったな!」
「おー、よぉ、、」
その男の子、、、夢で見た事ある、、プリンスノアだ。
希空くんと同じクラスだったのか、しかも隣、知ってる人がいるのは心強いけど、、
「紫明、今日の放課後、あけとけよ。」
「え!?なんで?」

その日の放課後、あたしはあるアパートに連れてこられた。
「ここ誰の部屋??」
「俺の部屋。」
「え!?」
「俺は一人暮らしだから、この中なら誰にも見られずに話せる。」
「んま、そうだけど、、、」
「さぁ、どうぞ。」
「し、失礼します。」
ガチャ。
ドアが閉まる音が響き渡る。
恐る恐る、希空についていく廊下は、何故か長く感じた。
リビングは、とても広く白と黒を基調とした、綺麗な部屋だった。
「ソファにでも座れ。」
ふかふかで気持ちのいいソファだった。
端の方にちょこんと座る。
希空くんは、気遣ってくれた。
「ありがとう。いい匂い。」
「カモミールティーだ。心を癒す効果があるんだ。」
「美味しい!」
「それは良かった。」
希空くんは、あたしの隣に座った。
「自己紹介してなかったな、俺、神楽希空。よろしく。」
「よ、よろしく。」

「それじゃ、本題に入ろう。」
「、、うん。」
「昨日のエメラルド・クイーンからの話は覚えてるか?」
「うん。よく分からなかったけど、ただダイヤモンドを守らないと行けないことと、他のダイヤモンドの戦士を復活させなきゃいけないのはわかったわ。
でも目的とか、なんで自分が選ばれてるのかとかは、よく分からないわ。」
「じゃあ、改めて説明しよう。」
「ありがとう!」
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