呪縛の魔法少女戦士
「君は戦わないの?」
「そんな無理に決まってるじゃない、、。
目の見えない僕に何が出来るっていうの?」
ごめんなさい、。
今の僕には何も出来ない。
大変な状況なくらいはわかるけど、その状況は、もちろん分からない。
「大丈夫。俺が君の目になってあげるから。」
そう言って彼は僕の右目を覗き込み、顎を無理やりあげられた。
「俺、徳松琉雅、君のトパーズプリンス。
成功と希望、友情のトパーズの心を守護する者。
君はもう1人なんかじゃない。
俺が一生そばにいる。」

“目が見えないなんて、可哀想に”
“変な目、気色悪!”
“こっち見ないで、怖い!このバケモノ!”
僕は今までそう言われてきた。
だから人が嫌いになった。
でもこの辛さを同じ悩みを抱えてる人達と共感して、癒してあげたい。
それで守護者となった。
「僕は、倉橋妃海。
たとえ何かを失っても、大切なものを守りたいという思いは絶対に誰にも曲げられない。
強い思いは、生きる原動力になるのよ!」

突然左目が光始めた。
「トパーズアイだ!」
その瞬間視界が開けた。
エネルギーとなるものに反応し、さっきよりもより様々な光で反応して見える。
人の心まで読める。
「さぁ行こう、俺たちの守るべきものを守るために。」
『聖なる心の宝石 トパーズアイ
ジュエルよ 私たちに力を!』
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