呪縛の魔法少女戦士

ピンポーン
「紫明！いるか？紫明！」
返事がない、、そして車もない、。
いるとしたら1人なのか？
でも玄関は開いていた。
ひたすら紫明を探した。
2階の奥の部屋を開けた。
「、はっ！紫明！」
彼女は、ベットの横でうずくまって倒れていた。
ベットから落ちたのだろうか？
でも彼女の名前をいくら読んでも返事がない。
体がものすごく冷たかった。
なのに冷や汗がすごい。
「紫明！目を覚ませ！」
俺は、彼女を毛布に包み、1回のリビングまで運んだ。
ダイヤモンドパクトの中に、何かいい方法があるかもしれないとパクトを開いた瞬間驚いた。
彼女の心の中のダイヤモンドの結晶が黒いモヤで覆われていた。
「…助けて、、、」
項垂れているだけだ。
体は冷たいが、まだ生きてはいる。
とりあえず、俺のダイヤモンドパワーを彼女に分けた。
応急処置に過ぎないが、今は少しでも紫明を楽にしてあげることが優先。
俺の心の中から出てくる、ダイヤモンドの花の花びらが、紫明の心の中に吸収されていく。
「紫明！起きろ！紫明！」
「……希空、くん。」
「大丈夫か、何があったんだ。」
「あ、あたしにも分からない、、。
けど、、ずっと、心の中で、、、闇が暴走してたの。
悪夢の呪いにかけられていた、みたいなの、、。」
「駅でダークレアが現れたんだ。
でもこの体じゃ戦えないよな、。」
「行く、。」
「そんな体じゃ無理があるだろ。
一応愛花達が手を打ってる。」
「あたし、決めたもん。
何があっても絶対戦うって。
だから行かせて！お願い！」
「…無理はすんなよ。」
「うん！早く行かなきゃ。」
そして外に出た。