美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。
「私は、そんなこと承諾してないわ!」

「女王様は、今までもずっと長い時をそうやってこの国をおさめて来られました。
女王様に体を使っていただけるのは、大変名誉なことです。」

「は?意味わからない。
私、そんな名誉いらないから、体は渡さないわ!
第一、そんなことになったら、私の魂はどうなるのよ!?」

メイドさんに怒るのは筋違いなことだとわかってるけど、怒らずにはいられない。
そのくらい、馬鹿げた話なんだから。



「あなた様の魂は、今の女王様の体に入ります。
つまり、魂の交換が行われるのです。」

今の女王様って、さっき会った人だよね。
とても具合が悪そうだった。



「さっき、言ってたじゃない。
長持ちしないって…
じゃあ、魂を交換したら…」

「大抵の人は、数ヶ月で亡くなるようです。
しかし、亡くなられた後はお城のお墓に入れてもらえます。」

「あんた、馬鹿なの?
魂を入れ替えられて、数ヶ月後には亡くなって…
それで、お城のお墓に入れてもらえるからって、何が嬉しいのよ!?」

苛々して、だんだん声が大きくなる。



ばっかじゃないの!?
私、そんなこと絶対嫌だから!



っていうか、早く終わってよ、こんな気持ち悪い夢。
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