美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。
「あぁ!頭に来る。
何なの、この夢!」
メイドさんは戸惑ったような顔で私を見てる。
「あ、あの…魂の交換は、21日後に行われます。」
「えっ!?」
「この21日間は、魂の交換の準備期間です。」
メイドさんは、感情を交えず、ただ淡々とそう話す。
「明日、女王様に会いに行くわ。
そして、断る。」
「無駄なことです。我が国はずっとそうやって続いて来たのです。
あなたは選ばれた人。
嫌とは言えません。」
無茶苦茶だ。
なんで、今までの人は嫌だと言わなかったんだろう?
本気でこんなことを名誉だと思ってるんだろうか?
*
あまりにも苛々して、私はそれから寝室に引きこもった。
一体、何がどうなっているのだろう?
落ち着いて今一度、考えてみよう。
まず、最初の異変は…そうだ、あの深い霧。
それまではなんともなかった。
理沙とご飯を食べてちょっと飲んで…
私は電車に乗り、無事に最寄り駅に着いた。
おかしなことが起きたのは、駅から家までの間。
スマホを出してLINEの履歴を見てみる。
理沙と会う前のLINEだ。
理沙に、あと10分くらいで着くって入れたんだ。
私はちょっと遅れて待ち合わせ場所に着いたから。
それから後は、企業からのどうでも良いLINEが二件だけ。
私が最寄り駅に着いたのは、確か11時過ぎだった。
LINEは11時少し前に、企業からのがあって、それ以降は全く何も入ってない。
まるで、電波が届かない所に入ったみたいだ。
(電波が……?)
ふと頭に浮かんだその考えに、なぜだか背筋が寒くなるのを感じた。
何なの、この夢!」
メイドさんは戸惑ったような顔で私を見てる。
「あ、あの…魂の交換は、21日後に行われます。」
「えっ!?」
「この21日間は、魂の交換の準備期間です。」
メイドさんは、感情を交えず、ただ淡々とそう話す。
「明日、女王様に会いに行くわ。
そして、断る。」
「無駄なことです。我が国はずっとそうやって続いて来たのです。
あなたは選ばれた人。
嫌とは言えません。」
無茶苦茶だ。
なんで、今までの人は嫌だと言わなかったんだろう?
本気でこんなことを名誉だと思ってるんだろうか?
*
あまりにも苛々して、私はそれから寝室に引きこもった。
一体、何がどうなっているのだろう?
落ち着いて今一度、考えてみよう。
まず、最初の異変は…そうだ、あの深い霧。
それまではなんともなかった。
理沙とご飯を食べてちょっと飲んで…
私は電車に乗り、無事に最寄り駅に着いた。
おかしなことが起きたのは、駅から家までの間。
スマホを出してLINEの履歴を見てみる。
理沙と会う前のLINEだ。
理沙に、あと10分くらいで着くって入れたんだ。
私はちょっと遅れて待ち合わせ場所に着いたから。
それから後は、企業からのどうでも良いLINEが二件だけ。
私が最寄り駅に着いたのは、確か11時過ぎだった。
LINEは11時少し前に、企業からのがあって、それ以降は全く何も入ってない。
まるで、電波が届かない所に入ったみたいだ。
(電波が……?)
ふと頭に浮かんだその考えに、なぜだか背筋が寒くなるのを感じた。