美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。
でも、いくら女王様だからって、人のバッグを見るのはどうなのよ。
だけど、そんな設定を考えたのは私なんだから、怒ることも出来ない。
「今日は、マクラーレン様のところへ行きますから、その時に返していただけるのではありませんか?」
「そうなの…?」
そっか。
女王様と面会するんだね。
どんな女王様なのかな?
朝食を済ませた後、私はその女王様のもとへ連れて行かれた。
昨日の執事風のおじいさんが迎えに来た。
髪を結い、綺麗なドレスを着せてもらった。
なんだか緊張するなぁ。
だって、夢とはいえ女王様との謁見だよ。
大きな扉の両脇には、剣を携えた者が二人。
わぁ、ますます、緊張する。
おじいさんが、扉を叩いた。
「女王様、お連れしました。」
「御苦労。」
扉から玉座までが遠いよ。
緊張で足がもつれそうになる。
「そなた…顔を上げよ。」
「は、はい。」
女王様は、40代くらい?
綺麗な人だけど、痩せてやつれている。顔色も悪い。
もしかしたら、病気なのかな?
顔色のせいか、可愛いピンクのドレスが妙に似合っていない。
「これはまた…美しいし、とても健康そうだ。」
「今回は異界から呼び寄せた者故、長持ちするのではないかと思います。」
そう答えたのは、女王様のそばに居たお婆さん。
黒い、フード付きのローブを着ていて、なんとなくこの場には不似合いな雰囲気の人だ。
だけど、そんな設定を考えたのは私なんだから、怒ることも出来ない。
「今日は、マクラーレン様のところへ行きますから、その時に返していただけるのではありませんか?」
「そうなの…?」
そっか。
女王様と面会するんだね。
どんな女王様なのかな?
朝食を済ませた後、私はその女王様のもとへ連れて行かれた。
昨日の執事風のおじいさんが迎えに来た。
髪を結い、綺麗なドレスを着せてもらった。
なんだか緊張するなぁ。
だって、夢とはいえ女王様との謁見だよ。
大きな扉の両脇には、剣を携えた者が二人。
わぁ、ますます、緊張する。
おじいさんが、扉を叩いた。
「女王様、お連れしました。」
「御苦労。」
扉から玉座までが遠いよ。
緊張で足がもつれそうになる。
「そなた…顔を上げよ。」
「は、はい。」
女王様は、40代くらい?
綺麗な人だけど、痩せてやつれている。顔色も悪い。
もしかしたら、病気なのかな?
顔色のせいか、可愛いピンクのドレスが妙に似合っていない。
「これはまた…美しいし、とても健康そうだ。」
「今回は異界から呼び寄せた者故、長持ちするのではないかと思います。」
そう答えたのは、女王様のそばに居たお婆さん。
黒い、フード付きのローブを着ていて、なんとなくこの場には不似合いな雰囲気の人だ。