可愛いわたしの幼なじみ〜再会した彼は、見た目に反して一途で甘い〜
第6話
○美里の通う高校、教室(昼休み)
窓際の席で弁当箱を広げている実里とめい。
めい「で!?あの彼は一体何者なの!!」
今か今かと実里に問いただす機会をうかがっていたのだろう、
めいが机に身を乗り出している。
実里「一応幼馴染み、です・・・」
赤くなりながら打ち明ける。
めい「なに一応って!もっと詳しく!!」
めいの勢いに押されてかくかくしかじか、再会した後のこともは話す実里。
~数分後~
めい「ひゃ~なにそれときめく。7年ぶりに会った彼があんな高身長イケメンに成長してたって!?」
「ちょっと悪そうなのもまたよし(遠くを見つめ独りごとのようにつぶやく)
そして実里と彼の組み合わせって言うのがね~。萌えるなぁ・・・(引き続き独りごと)」
実里「・・・??(めいの言っていることがよくわかっていないという顔)」
めい「そんな彼が実里に会いに学校までね~・・・(ニヤニヤと楽しそうな表情)」
実里「いやっ、いっくんはそんなつもりじゃないよ・・・。だってあの見た目でモテないわけないし・・・」
赤くなった顔を隠すためうつむき加減に小声でしゃべる実里。
めい「ふふ、、、今あの見た目って言ったよね?
じゃあ実里あの可愛かった"いっくん"が
かっこいい大人の男になってたってことは認めるんだ?」
実里「・・・!?おっ、大人の男って・・・。変な言い方やめてよ~・・・」
「はは・・・」と苦笑いを浮かべながら、真っ赤になって全力で否定する。
めい(そんなにたいしたワード言っとらんだろうがあたしゃ。
どんだけうぶなんだこの子は。
自分が愛されてることにとっとと気づいてしまいなさい)
ふふふと不気味な笑みを浮かべるめい。
めい(・・・話を聞く限りほぼ間違いないだろうな~。
ただこの子が気づくのはいつになるんだか・・・。自分の気持ちにも、ね・・・。
外野はよき友人として静かに見守ることにしよう)
(実里といつか恋バナしたいって思ってたし、近いうちに実現しそうな予感・・・)
両手を頭の後ろに組み鼻歌交じりのめい。
実里(ほんと面白い子だな、めいは・・・)
めいの思いとは裏腹に、改めてめいに感服する実里。
めい「あっ、今度いっしょにお祭り行く約束したんでしょ!?」
実里「う、うん」
めい「そのときに確かめるしかないんじゃない!!?」
みさと「なっなにを?」
めい「だーかーらー、今いっくんが実里のことどう思ってるかってこと」
実里「えぇ!む、無理だよ」
(そんなこと、恥ずかしくて絶対に聞けない)
めい「えー・・・。チャンスだと思うけどなぁ」
○放課後、めいと別れ下校途中(辺りはまだ明るい)
自宅近くのコンビニに寄ろうとしている実里。
コンビニの前で数人の派手な男女グループがたむろしているのが見えた。
実里(わ、タイミング悪い・・・。今日はやめておこうかな)」
コンビニに寄らず引き返そうとしたが、ちらっとだけ派手な集団に目をやる。
(・・・あれ?)
グループの中に一樹を発見。
偶然会えて若干嬉しいと思いつつ、
(でも・・・。いっくんの友達柄悪いな~・・・。
金髪だらけ、、たばこ吸ってる人もいるし。
やっぱりいっくんのいる世界ってそっちなのかな)
不安になりながら一樹の方を見ていると
一樹もこちらを気づき、一瞬確かに目が合ったが、
その直後目をそらされた。
実里(あっそっか、いっくんだって私みたいなやつと知り合いとか、友達に紹介できないよね、そりゃそうだ)
少なからずショックを受け慌ててその場から立ち去る実里。
少し歩いた後、後方から
「みさと」と実里を呼ぶ声がする。
振り返ると一樹が立っていた。
実里「(慌てて)あ、アレーすごい偶然だね~、いっくんも学校帰り?」
わざと明るく振る舞おうとする実里に対して、
質問には答えずに、黙ってぎゅっと実里を抱きしめる一樹。
一樹「(抱きしめながら)ハァー・・・。落ち着く」
この間会ったときと変わらない一樹の態度にほっとする実里。
実里 「さっき無視したくせに・・・(思わず本音を口にする)」
一樹「あ?声かけてよかったの?
お前がだいぶ青くなってたから、
俺の連れを怖がってるのかと思って気づかないふりしたのに」
実里(気づかれてた・・・!)
動揺する実里。
話を変えて、
実里「・・・いっくんもたばこ吸うの?」
一樹「はは、吸わないよ。吸ってたの、大学生だし。
俺はあんま親しくない人だけど」
一樹「安心した?(からかうような表情で実里の方を見る)」
実里「うん・・・。よかった」
~数分の立ち話のあと~
一樹「じゃあな、気をつけて帰れよ」
「今週末、楽しみにしてる」
実里「・・・!」
自分からの提案だったし、いっくんはお祭りなんて興味ないかも・・・と
不安を感じていたので一樹の言葉を聞き、ぱっと明るい表情になる。
実里「うん、私も」
(今週末は夏祭り。・・・いっくんと行ける)
窓際の席で弁当箱を広げている実里とめい。
めい「で!?あの彼は一体何者なの!!」
今か今かと実里に問いただす機会をうかがっていたのだろう、
めいが机に身を乗り出している。
実里「一応幼馴染み、です・・・」
赤くなりながら打ち明ける。
めい「なに一応って!もっと詳しく!!」
めいの勢いに押されてかくかくしかじか、再会した後のこともは話す実里。
~数分後~
めい「ひゃ~なにそれときめく。7年ぶりに会った彼があんな高身長イケメンに成長してたって!?」
「ちょっと悪そうなのもまたよし(遠くを見つめ独りごとのようにつぶやく)
そして実里と彼の組み合わせって言うのがね~。萌えるなぁ・・・(引き続き独りごと)」
実里「・・・??(めいの言っていることがよくわかっていないという顔)」
めい「そんな彼が実里に会いに学校までね~・・・(ニヤニヤと楽しそうな表情)」
実里「いやっ、いっくんはそんなつもりじゃないよ・・・。だってあの見た目でモテないわけないし・・・」
赤くなった顔を隠すためうつむき加減に小声でしゃべる実里。
めい「ふふ、、、今あの見た目って言ったよね?
じゃあ実里あの可愛かった"いっくん"が
かっこいい大人の男になってたってことは認めるんだ?」
実里「・・・!?おっ、大人の男って・・・。変な言い方やめてよ~・・・」
「はは・・・」と苦笑いを浮かべながら、真っ赤になって全力で否定する。
めい(そんなにたいしたワード言っとらんだろうがあたしゃ。
どんだけうぶなんだこの子は。
自分が愛されてることにとっとと気づいてしまいなさい)
ふふふと不気味な笑みを浮かべるめい。
めい(・・・話を聞く限りほぼ間違いないだろうな~。
ただこの子が気づくのはいつになるんだか・・・。自分の気持ちにも、ね・・・。
外野はよき友人として静かに見守ることにしよう)
(実里といつか恋バナしたいって思ってたし、近いうちに実現しそうな予感・・・)
両手を頭の後ろに組み鼻歌交じりのめい。
実里(ほんと面白い子だな、めいは・・・)
めいの思いとは裏腹に、改めてめいに感服する実里。
めい「あっ、今度いっしょにお祭り行く約束したんでしょ!?」
実里「う、うん」
めい「そのときに確かめるしかないんじゃない!!?」
みさと「なっなにを?」
めい「だーかーらー、今いっくんが実里のことどう思ってるかってこと」
実里「えぇ!む、無理だよ」
(そんなこと、恥ずかしくて絶対に聞けない)
めい「えー・・・。チャンスだと思うけどなぁ」
○放課後、めいと別れ下校途中(辺りはまだ明るい)
自宅近くのコンビニに寄ろうとしている実里。
コンビニの前で数人の派手な男女グループがたむろしているのが見えた。
実里(わ、タイミング悪い・・・。今日はやめておこうかな)」
コンビニに寄らず引き返そうとしたが、ちらっとだけ派手な集団に目をやる。
(・・・あれ?)
グループの中に一樹を発見。
偶然会えて若干嬉しいと思いつつ、
(でも・・・。いっくんの友達柄悪いな~・・・。
金髪だらけ、、たばこ吸ってる人もいるし。
やっぱりいっくんのいる世界ってそっちなのかな)
不安になりながら一樹の方を見ていると
一樹もこちらを気づき、一瞬確かに目が合ったが、
その直後目をそらされた。
実里(あっそっか、いっくんだって私みたいなやつと知り合いとか、友達に紹介できないよね、そりゃそうだ)
少なからずショックを受け慌ててその場から立ち去る実里。
少し歩いた後、後方から
「みさと」と実里を呼ぶ声がする。
振り返ると一樹が立っていた。
実里「(慌てて)あ、アレーすごい偶然だね~、いっくんも学校帰り?」
わざと明るく振る舞おうとする実里に対して、
質問には答えずに、黙ってぎゅっと実里を抱きしめる一樹。
一樹「(抱きしめながら)ハァー・・・。落ち着く」
この間会ったときと変わらない一樹の態度にほっとする実里。
実里 「さっき無視したくせに・・・(思わず本音を口にする)」
一樹「あ?声かけてよかったの?
お前がだいぶ青くなってたから、
俺の連れを怖がってるのかと思って気づかないふりしたのに」
実里(気づかれてた・・・!)
動揺する実里。
話を変えて、
実里「・・・いっくんもたばこ吸うの?」
一樹「はは、吸わないよ。吸ってたの、大学生だし。
俺はあんま親しくない人だけど」
一樹「安心した?(からかうような表情で実里の方を見る)」
実里「うん・・・。よかった」
~数分の立ち話のあと~
一樹「じゃあな、気をつけて帰れよ」
「今週末、楽しみにしてる」
実里「・・・!」
自分からの提案だったし、いっくんはお祭りなんて興味ないかも・・・と
不安を感じていたので一樹の言葉を聞き、ぱっと明るい表情になる。
実里「うん、私も」
(今週末は夏祭り。・・・いっくんと行ける)