ヴァンパイア王子と秘密の甘い独占契約
episode2
ヴァンパイアの御影くんと人間の私の間で秘密の契約を交わして、今日で1ヶ月がたった。
「あの、御影くん。あまり痛くしないでね……」
「その言葉、なんか別の意味に聞こえるからやめてくれる?」
「じゃあ、お手柔らかにお願いします」
「部活の試合じゃないんだから……」
やっと午前の授業が終わった昼休み。
私と御影くんは、この日も備品室にいた。
「じゃあ、もうふざけるのなしね。いくよ?」
「う……、うん」
ソファに座る私がうなずくと、それを合図に御影くんが私の背中に腕を回した。
首筋に牙を立てられると、思わず口から「んっ」と短い悲鳴が漏れた。
「あの、御影くん。あまり痛くしないでね……」
「その言葉、なんか別の意味に聞こえるからやめてくれる?」
「じゃあ、お手柔らかにお願いします」
「部活の試合じゃないんだから……」
やっと午前の授業が終わった昼休み。
私と御影くんは、この日も備品室にいた。
「じゃあ、もうふざけるのなしね。いくよ?」
「う……、うん」
ソファに座る私がうなずくと、それを合図に御影くんが私の背中に腕を回した。
首筋に牙を立てられると、思わず口から「んっ」と短い悲鳴が漏れた。