ヴァンパイア王子と秘密の甘い独占契約
「ねえ。あれ、王子と姫じゃない?」
ふと、後ろから声が聞こえて振り返ると、別のクラスの女の子達がいた。
街中で芸能人のデートでも目撃したかのように、小さくなっていく二人を見てはしゃいでいる。
「ほんとだ。すっごいお似合いだよね」
「まさに、最強の美男美女カップルって感じ!」
最強の美男美女カップル、か……。
そのたとえ、すごく当ってると思う。
2人の後ろ姿だけでも、まるで少女漫画の1コマみたいで憧れちゃうもん。
「いや、あの2人、まだ付き合ってないはずだよ」
「マジで⁉ じゃあ、あの2人でどこかに行っているのって……」
「告白じゃない? まあ、王子ファンとしては、どっちかが早く告白して、くっついてくれた方がいいんだけどね」
「そうだね。もし姫が彼女だったら、『王子と付き合うには、ああいうレベルの高い子じゃないと無理なんだ』って、踏ん切りがつくだろうし」
ふと、後ろから声が聞こえて振り返ると、別のクラスの女の子達がいた。
街中で芸能人のデートでも目撃したかのように、小さくなっていく二人を見てはしゃいでいる。
「ほんとだ。すっごいお似合いだよね」
「まさに、最強の美男美女カップルって感じ!」
最強の美男美女カップル、か……。
そのたとえ、すごく当ってると思う。
2人の後ろ姿だけでも、まるで少女漫画の1コマみたいで憧れちゃうもん。
「いや、あの2人、まだ付き合ってないはずだよ」
「マジで⁉ じゃあ、あの2人でどこかに行っているのって……」
「告白じゃない? まあ、王子ファンとしては、どっちかが早く告白して、くっついてくれた方がいいんだけどね」
「そうだね。もし姫が彼女だったら、『王子と付き合うには、ああいうレベルの高い子じゃないと無理なんだ』って、踏ん切りがつくだろうし」