ヴァンパイア王子と秘密の甘い独占契約

episode3

気が付くと、あたりが真っ暗になっていた。


ベッドサイドの目覚まし時計を見ると、もう夜の9時前を指している。


どうやら私は、いつの間にか寝落ちしてしまったみたいだ。


泣きすぎちゃって食欲はないけど、喉はものすごくカラカラにかわいている。


まだ冷蔵庫にジュースってあったっけ?


起き上がって部屋の隅にある冷蔵庫をのぞいてみたけど、缶もペットボトルも見当たらない。


しょうがない、買いに行こう。


そろそろ流行りの恋愛ドラマが放送される頃だから、この時間帯に外に出ても誰にも会わないだろうしね。


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