胸が、痛くて苦しくてもキミが好き。
さっきまでの切羽詰った顔はどこに行ったのか……真希は



「………ぷっ……」

耐えれないのか笑いの声を出す。

「な、なんで笑うのっ…!私は至って真剣なのに……」


「ごめんっ……ふふっ.そっか……、
有栖成長したんだねぇ………」

「え???」

どういうこと?と言う視線を投げても、
ずっと笑っている真希。


「もうっ!笑わないでよね!」


私は、前よりちょっと明るい声が出た。


真希に話したからちょっと気が楽になったみたい。

< 4 / 18 >

この作品をシェア

pagetop