怖がりな神谷くんの告白!
合宿2日目*
ふたりの気持ち*華恋視点
合宿2日目。
今日も天気が良くて撮影日和!
迷子にならない範囲で、各自自由に行動して好きなように写真を撮る日。
朝ご飯を食べ終えるとすぐに準備をして撮影を開始した。
ここから15分ぐらい歩くと小さな池があるらしく、まずはそこをさまようことにした。先生がオススメする場所ということで、部員全員でその場所へ。
池は思っていたよりも透き通っていて綺麗だった。緑の自然に囲まれて、池の周りには白や紫の花も咲いていた。
小さな茶色の鳥がちょうど目の前にある白い花の前に来たから、まずはその子を撮る。ちょうど撮り終わったタイミングで神谷くんが話しかけてきた。
「これとこれ、どっちがいい?」
池を背景に紫色の花が写っている写真を2つカメラの画面で見せてきた。被写界深度を変え、池がぼやけてる方か、ぼやけていない方かで彼は悩んでいた。
どっちもいいなぁ。
神谷くんは高校の写真部に入ってから撮り始めたんだけど、元々センスがいいからか、すでに私よりも上手な気がした。ちなみに私はお父さんの影響で小さい時から写真を撮っている。
趣味だから上手いも下手も考えないで好きなように楽しみながら撮りたいってのが私の考えだけど。
「こっちかな?」
両方よかったけれど、私は池がぼやけて写ってる方を指さした。
「そっか、ありがと」
いつも通りに話せている。
でも彼の心の内が気になってしょうがない。
とりあえず今は、撮ることに集中しよう。
今日も天気が良くて撮影日和!
迷子にならない範囲で、各自自由に行動して好きなように写真を撮る日。
朝ご飯を食べ終えるとすぐに準備をして撮影を開始した。
ここから15分ぐらい歩くと小さな池があるらしく、まずはそこをさまようことにした。先生がオススメする場所ということで、部員全員でその場所へ。
池は思っていたよりも透き通っていて綺麗だった。緑の自然に囲まれて、池の周りには白や紫の花も咲いていた。
小さな茶色の鳥がちょうど目の前にある白い花の前に来たから、まずはその子を撮る。ちょうど撮り終わったタイミングで神谷くんが話しかけてきた。
「これとこれ、どっちがいい?」
池を背景に紫色の花が写っている写真を2つカメラの画面で見せてきた。被写界深度を変え、池がぼやけてる方か、ぼやけていない方かで彼は悩んでいた。
どっちもいいなぁ。
神谷くんは高校の写真部に入ってから撮り始めたんだけど、元々センスがいいからか、すでに私よりも上手な気がした。ちなみに私はお父さんの影響で小さい時から写真を撮っている。
趣味だから上手いも下手も考えないで好きなように楽しみながら撮りたいってのが私の考えだけど。
「こっちかな?」
両方よかったけれど、私は池がぼやけて写ってる方を指さした。
「そっか、ありがと」
いつも通りに話せている。
でも彼の心の内が気になってしょうがない。
とりあえず今は、撮ることに集中しよう。