お飾り王妃は華麗に退場いたします~クズな夫は捨てて自由になっても構いませんよね?~【極上の大逆転シリーズ】
「最初に入れた分は、効能を十分に引き出すためのものです。二番目は、香りを際立たせるためのものですね。普段は二回には分けないのですが……王妃陛下は初めてですし、香り高い方が飲みやすいと思いました」
「そうなのね」
回復魔術師達は、回復魔術だけではなくこういった薬草にも詳しいのだそうだ。自分の身体を癒すのには、魔術を使うよりもこうした方面から対応した方がいいということも併せて教えてくれた。
「……いい香り!」
二回目の薬草をいれたところで、ぱっと香りが立った。一度目に薬草を投入した時よりも強い香りだ。
「お好みの香りですか?」
「ええ、とても!」
「私は、蜂蜜をいれるのが好きですが、王妃様はどうなさいます?」
「私は、そのままいただきたいわ」
お茶に蜂蜜やジャムを入れて飲むこともあるが、今回は薬草の香りを直に感じたい。オリヴィアがそう言うと、回復魔術師はうなずいた。
「よろしければ、毒見をさせていただきますね」
「そこまで気を使ってくださるのね」
「王妃様は、大切なお方ですから」
「そうなのね」
回復魔術師達は、回復魔術だけではなくこういった薬草にも詳しいのだそうだ。自分の身体を癒すのには、魔術を使うよりもこうした方面から対応した方がいいということも併せて教えてくれた。
「……いい香り!」
二回目の薬草をいれたところで、ぱっと香りが立った。一度目に薬草を投入した時よりも強い香りだ。
「お好みの香りですか?」
「ええ、とても!」
「私は、蜂蜜をいれるのが好きですが、王妃様はどうなさいます?」
「私は、そのままいただきたいわ」
お茶に蜂蜜やジャムを入れて飲むこともあるが、今回は薬草の香りを直に感じたい。オリヴィアがそう言うと、回復魔術師はうなずいた。
「よろしければ、毒見をさせていただきますね」
「そこまで気を使ってくださるのね」
「王妃様は、大切なお方ですから」