キミ×ココロ
■嫉妬

数ヶ月後…―

「なーなっ!」

いきなり呼んできたのは理奈だった。

理奈にはたまに相談に乗ってもらったりよくお互いの彼氏の話なんかもしてた。

頼れる存在だった。

なんだかんだ言って仲良しで信じてた。



あの日が来るまでは…―



数日前…―

「ねえ、うちが説得しようか?」

私が和之と別れた翌日に言われた言葉。

私はこの言葉がどれだけ救いになったか理奈には分かってないと思う。

ただでさえ男癖が悪そうな理奈にメアドを教えてまで助けてもらおうなんて最初は思ってなかった。

でもその時にはそれしかなかった。

だから…

少しの希望を持って理奈に和之のアドレスを教えた。

それから何日かたったある日。

突然のメール。


From:******@*****
件名:Re:
-------------------
久しぶり♪
和之だよ。理奈に教えて
もらってメールした!


え??
り、な…?
しかも呼び捨て…

自分は彼女でも何でもない。関係のない人。

なのに嫉妬してしまう。


From:******@*****
件名:Re:
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久しぶりだね。
理奈に教えてもらったん
だ(^_^)v
でも何で急に?


聞きたかった。どうして突然来たのかっていうのを…。
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