キミ×ココロ
■嫌い×理奈
あれからはたまにしかメールをしていなくて未だに苛々が募る。
「ね、理奈。もうあんたに相談しないから」
「え?ちょっ!!奈菜っ」
もう関わりたくなかった。
っていうよりも和之は渡さない。っていう気持ちの方が強かった。
「ちょっと!!待ってよ」
「離して!!なによ。良い子ぶって楽しい?そうゆう男癖悪いとこ直したら!?」
「なっ…。まさか…、聞いたの…?」
やっぱり。
こいつ…
腹が立って苛々が頂点に達してきた。
でも怒りよりも呆れた様子だったのかもしれない。
「もういい」
そう言って私は理奈から距離を置いた。