私の恋はあの文化祭から変わった
私は言葉が出なかった。でも自然と涙が零れた。

「返事は?」などと周りの声で我に返った。

私の答えなんて一択しかなかった

「私で良かったら是非!」

「よーし!」

そう言った彼の声に続いて

「「しゃぁ!」」

たっさん達が叫んだ

彼は私の事を抱き締めた。

「私でじゃなくて奈々さんがいい。ずっと奈々をこうしたかった。」

彼は私の耳元で囁いた。私は嬉しくて泣くことしかできなかった。

抱き締め合っていた手をほどきお互い顔を見ると彼は綺麗な涙を流していた。

彼と舞台から下りるとたっさん達や、あけみ達から「おめでとう!」と言葉をかけてもらった。
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