私の恋はあの文化祭から変わった

その後

彼と付き合い初めて5日目(文化祭の代休が２日あった後)の朝。

「ドタドタドタ！」

誰かが走る音が聞こえた。

私はさやと登校していた。(スクールバスから降りたばかり)すると、いきなり後ろから背中を軽く突かれた。

「え！？なに！？」

「奈々！おはよう！」

と太一は朝からキラキラなまぶしい笑顔を私に向けた。

その後に続いてたっさんも

「奈々ちゃんおはよう！」

と声を掛けて行った。

私は太一とたっさんの背中を見ながら

「おはよう！」

と返した。

「朝からイチャイチャしないでもらえますか？」

とさやに言われてしまった。

「別にイチャイチャしてないから！」

教室に入って私は一番廊下側の席で、壁にもたれて座っていた。

「おはよう！」

とあけみが入ってきたので「おはよう！」と返した。

朝のホームが始まるまで、あけみと話していると、いきなり頭をツンツンされ、窓から頭を出す(天上を見るみたいに見上げた)と太一の顔が真上にあったからビックリして体制を整えて彼の方に体ごと向けた。

「ぷっ！おはよ！朝は急にごめんね。返事も聞かず走って行って」

と言われた。

「全然大丈夫！朝から走れるなんて、たっさんも太一も元気だね、」

「航平(たっさん)に追われたからつい…」

「そっか、あ！そろそろホームルームでしょ？教室戻りなよ」

「え？もうそんな時間？！行くわ」

太一はそう言って教室へと戻って行った。
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