再会したクールな皮膚科ドクターは、元・売れっ娘キャバ嬢をまるごと愛で包み込む
「まぁ……訳あって、結婚はこれからです」
「おぉ……そうかいそうかい! でも、めでたいな!!」
蒼斗のことを紹介してから、案内されたテーブル席に腰かけた。
以前結婚して引っ越しをしたときは、あまりで歩くことをしていなかった。
こうして街を歩いて、知り合いが増えていくのは嬉しい。
「あなたが蒼汰くんの奥さんかい?」
「あ……はい。初めまして。西野莉乃です」
「いやぁ、美人だ。蒼汰くん、いい奥さん捕まえたなぁ!」
お茶を運んできてくれた、尚樹さんという板前さん。
私のことを見てそう言ってくれ、なんだか恥ずかしくなる。
夜のお店で働くことを辞め、子育てをするようになってから、あまり高いメイク用品は使わなくなっていた。
これまで使うことがなかったドラックストアで購入したメイク用品を使うようになり、お手入れも適当になった。
だから、自分の肌の調子やメイクに自信がなかったけれど〝美人〟と、そんな風に言ってもらえて嬉しい。
「莉乃は、容姿だけでなく性格までもが美人で。俺にはもったいないくらいですよ」
「お! 惚気かい? いいねぇ」
そう言いながら、カウンターへと戻って行く尚樹さん。
いや……。蒼汰さん、今サラッと嬉しいこと言ってくれたよね?
『性格までもが美人』って、そんな風に思っていてくれたなんて、嬉しくて顔がニヤける。
「おぉ……そうかいそうかい! でも、めでたいな!!」
蒼斗のことを紹介してから、案内されたテーブル席に腰かけた。
以前結婚して引っ越しをしたときは、あまりで歩くことをしていなかった。
こうして街を歩いて、知り合いが増えていくのは嬉しい。
「あなたが蒼汰くんの奥さんかい?」
「あ……はい。初めまして。西野莉乃です」
「いやぁ、美人だ。蒼汰くん、いい奥さん捕まえたなぁ!」
お茶を運んできてくれた、尚樹さんという板前さん。
私のことを見てそう言ってくれ、なんだか恥ずかしくなる。
夜のお店で働くことを辞め、子育てをするようになってから、あまり高いメイク用品は使わなくなっていた。
これまで使うことがなかったドラックストアで購入したメイク用品を使うようになり、お手入れも適当になった。
だから、自分の肌の調子やメイクに自信がなかったけれど〝美人〟と、そんな風に言ってもらえて嬉しい。
「莉乃は、容姿だけでなく性格までもが美人で。俺にはもったいないくらいですよ」
「お! 惚気かい? いいねぇ」
そう言いながら、カウンターへと戻って行く尚樹さん。
いや……。蒼汰さん、今サラッと嬉しいこと言ってくれたよね?
『性格までもが美人』って、そんな風に思っていてくれたなんて、嬉しくて顔がニヤける。