再会したクールな皮膚科ドクターは、元・売れっ娘キャバ嬢をまるごと愛で包み込む
「それじゃあ、西野さんもお昼入ってね」と、笑顔で受付を出て行く荒木さん。
荒木さんが出て行ったのを確認した蒼汰さんは、なぜか急にケラケラと笑い始めた。
「さっきの莉乃の焦った顔」
「えっ!? だって……上手い言い訳が思い浮かばなかったんですっ」
……ひどい! なにもそんなに笑うことないのに。
急にあんな風に言われたら、誰でも焦るわよ。
頬を膨らませて拗ねていると「可愛いヤツだなぁ」と頭をポンポンしてくれる。
こういうところろが、ズルいんだよね。
「それより莉乃。ちょっと外でご飯食べない?」
「えっ、いいですよ」
「最近クリニックの近くにできた、パスタ専門店に行ってみたいんだ。カルボナーラが美味しいんだろ?」
自分の親指をお店のある方向へと向けて、そう言った蒼汰さん。
あ……そう言えば。
最近、優太くんと行ったパスタ専門店の姉妹店が、この近くにもできたんだっけ。
それを知ったときは優太くんのことを思い出して少し胸が痛くなったけれど……あのときのことは、今では甘酸っぱい思い出として私の記憶として残っている。
「行かない?」
「いいですよ。たまにはゆっくりランチでもしましょうか」
「じゃあ決まり。支度して外で待ってて」
荒木さんが出て行ったのを確認した蒼汰さんは、なぜか急にケラケラと笑い始めた。
「さっきの莉乃の焦った顔」
「えっ!? だって……上手い言い訳が思い浮かばなかったんですっ」
……ひどい! なにもそんなに笑うことないのに。
急にあんな風に言われたら、誰でも焦るわよ。
頬を膨らませて拗ねていると「可愛いヤツだなぁ」と頭をポンポンしてくれる。
こういうところろが、ズルいんだよね。
「それより莉乃。ちょっと外でご飯食べない?」
「えっ、いいですよ」
「最近クリニックの近くにできた、パスタ専門店に行ってみたいんだ。カルボナーラが美味しいんだろ?」
自分の親指をお店のある方向へと向けて、そう言った蒼汰さん。
あ……そう言えば。
最近、優太くんと行ったパスタ専門店の姉妹店が、この近くにもできたんだっけ。
それを知ったときは優太くんのことを思い出して少し胸が痛くなったけれど……あのときのことは、今では甘酸っぱい思い出として私の記憶として残っている。
「行かない?」
「いいですよ。たまにはゆっくりランチでもしましょうか」
「じゃあ決まり。支度して外で待ってて」