再会したクールな皮膚科ドクターは、元・売れっ娘キャバ嬢をまるごと愛で包み込む
「いいアイデア」という名の
高森先輩がお店に来店してから1ヶ月。
あの日以来、高森先輩は時間を見つけては私のお店に足を運んでくれるようになった。
とは言っても、別に高級なシャンパンをオーダーするわけでもない。ただ2~3万円程度のシャンパンをオーダーして、高森先輩の愚痴をひたすら聞いた。
その代わり……。
「今日も、待ってるから」
「あ、はい。この前と同じ場所でいいですか?」
「うん。でも、今日は少ししか一緒にいられないかもしれない。明日の午後からオペがあって、シュミレーションしたいんだ」
こうしてわずかな時間を見つけては、お店以外でも会うようになった私たち。
この前はラブホだったけれど、今は違う。
お店から離れたところに小さな隠れ家的なバーがあって、そこでお酒を飲みながら会うようになった。
私に手を出すわけでもなく、ただ他愛のない話で盛り上がるだけ。
私からしてみれば、ただ仕事の延長線上……といった感じだった。
この日まではーー。
「めぐみさん、お疲れ様でした」
「あ、莉乃。お疲れ様。給料、減ってなくてよかったねぇ」
ロッカールームでドレスから私服に着替えてからお店の外へ出ようとしていると、めぐみさんに今月の給料ついて突っ込みを入れられてしまった。
あの日以来、高森先輩は時間を見つけては私のお店に足を運んでくれるようになった。
とは言っても、別に高級なシャンパンをオーダーするわけでもない。ただ2~3万円程度のシャンパンをオーダーして、高森先輩の愚痴をひたすら聞いた。
その代わり……。
「今日も、待ってるから」
「あ、はい。この前と同じ場所でいいですか?」
「うん。でも、今日は少ししか一緒にいられないかもしれない。明日の午後からオペがあって、シュミレーションしたいんだ」
こうしてわずかな時間を見つけては、お店以外でも会うようになった私たち。
この前はラブホだったけれど、今は違う。
お店から離れたところに小さな隠れ家的なバーがあって、そこでお酒を飲みながら会うようになった。
私に手を出すわけでもなく、ただ他愛のない話で盛り上がるだけ。
私からしてみれば、ただ仕事の延長線上……といった感じだった。
この日まではーー。
「めぐみさん、お疲れ様でした」
「あ、莉乃。お疲れ様。給料、減ってなくてよかったねぇ」
ロッカールームでドレスから私服に着替えてからお店の外へ出ようとしていると、めぐみさんに今月の給料ついて突っ込みを入れられてしまった。