山寺兄弟の深すぎる愛
「そっか!まぁ、わかりきってたけどー(笑)」
「私も、はっきりしないとって思ってる。
私がはっきりしないせいで、フウちゃんとクウちゃんを傷つけてるし。
でも、どうしても…決められなくて……
まさか、里羅ちゃんや清くんまで傷つけてたなんて………
本当に、ごめんなさい!!」
「だから、いいって!」
「俺も、わかってるから!」
「━━━━━━恋って、難しいね……」
その後、川に入ろうと言うことになり、川で水遊びをし始めた一行。
子どものようにはしゃぐ、風龍や虎空、清輔達男性。
祭理と里羅は、浅い所で足だけつけて岩に座っていた。
「んー?
…………そうね…!」
ポツリと言った祭理の言葉に、里羅が微笑んだ。
「傷つけたくないのに、傷つけちゃう…」
「まぁ、でも!
欲張り祭理!!(笑)」
「え?あ、そう…ね……(笑)」
「なーんてね!!
まぁ、あの二人も悪いけど!」
「え?」
「束縛!!
そんなことするから、祭理の世界が狭くなる。
だから余計に、二人以外に目を向けることも出来ない。
もし、祭理の世界がもう少し広がれば、祭理だって“誰が一番大切か”がわかるんじゃない?
それが龍かもしれないし、虎かも?
もしかしたら、他の人かもしれない」
「………うん。
山寺のおじさんに話して、二人から離れようとしたの。
二人を傷つけたくなくて。
それに、里羅ちゃんの言うように欲張りでしょ?
でも、二人が壊れそうで……
それも出来なくて……」
「そっか…
祭理も大変だね……なんか…」
「いいの。
私が傍にいることで、二人がおとなしくしてくれるなら……
…………じゃないと…」
「なんか…世界中を探し回って壊しそうよね(笑)龍と虎。
だって“異常”だし!二人の、祭理への愛情」
「やっぱ、そうだよね……」
「だって、執着と束縛凄いもん!
二人とも!」
そう言って、里羅が風龍と虎空を見る。
祭理も、つられるように見つめた。
少し深い所にいる、風龍達。
服は濡れていて、水しぶきに包まれていた。
その姿が、あまりにも綺麗で……
祭理自身も“二人の傍にいたい”と思っていた。
「私も、はっきりしないとって思ってる。
私がはっきりしないせいで、フウちゃんとクウちゃんを傷つけてるし。
でも、どうしても…決められなくて……
まさか、里羅ちゃんや清くんまで傷つけてたなんて………
本当に、ごめんなさい!!」
「だから、いいって!」
「俺も、わかってるから!」
「━━━━━━恋って、難しいね……」
その後、川に入ろうと言うことになり、川で水遊びをし始めた一行。
子どものようにはしゃぐ、風龍や虎空、清輔達男性。
祭理と里羅は、浅い所で足だけつけて岩に座っていた。
「んー?
…………そうね…!」
ポツリと言った祭理の言葉に、里羅が微笑んだ。
「傷つけたくないのに、傷つけちゃう…」
「まぁ、でも!
欲張り祭理!!(笑)」
「え?あ、そう…ね……(笑)」
「なーんてね!!
まぁ、あの二人も悪いけど!」
「え?」
「束縛!!
そんなことするから、祭理の世界が狭くなる。
だから余計に、二人以外に目を向けることも出来ない。
もし、祭理の世界がもう少し広がれば、祭理だって“誰が一番大切か”がわかるんじゃない?
それが龍かもしれないし、虎かも?
もしかしたら、他の人かもしれない」
「………うん。
山寺のおじさんに話して、二人から離れようとしたの。
二人を傷つけたくなくて。
それに、里羅ちゃんの言うように欲張りでしょ?
でも、二人が壊れそうで……
それも出来なくて……」
「そっか…
祭理も大変だね……なんか…」
「いいの。
私が傍にいることで、二人がおとなしくしてくれるなら……
…………じゃないと…」
「なんか…世界中を探し回って壊しそうよね(笑)龍と虎。
だって“異常”だし!二人の、祭理への愛情」
「やっぱ、そうだよね……」
「だって、執着と束縛凄いもん!
二人とも!」
そう言って、里羅が風龍と虎空を見る。
祭理も、つられるように見つめた。
少し深い所にいる、風龍達。
服は濡れていて、水しぶきに包まれていた。
その姿が、あまりにも綺麗で……
祭理自身も“二人の傍にいたい”と思っていた。