山寺兄弟の深すぎる愛
海に着き、浜辺に立つ。
当然だが、風龍と祭理二人だけしかいない。
「…………ここ、綺麗…/////」
「だろ?
光の反射がスゲー綺麗でさ!
鏡みたいに、空がそのまま海に映るんだ!」
「素敵…/////」
「ここ、俺しか知らない秘密の場所!
クウも知らないんだ!」
「え?そうなの?」
「なんで連れてきてくれたの?
………とか言うなよ?(笑)」
「あ、うん…!」
「祭理と二人で、絶対いつか来るって決めてたんだ!」
冷たい海風が、風龍の髪の毛をなびかせる。
表情もキラキラしていて、祭理は見惚れていた。
「………祭理」
「ん?」
「キス、していいよな?」
「え?あ、う、うん/////」
「目、瞑って?」
ゆっくり風龍の顔が近づき、祭理は頷いた。
口唇にしようとしてピタリと止まる。
“フウ、抜け駆けはしないでね”
「…………わかってるっつうの……」
頬にチュッとキスをした。
ゆっくり目を開けた祭理。
「こ、こ、今度は////わ、私がするね…/////」
「え━━━━」
風龍の服をギュッと掴み、背伸びをした祭理。
風龍の頬に、キスをした。
「……/////」
さすがの風龍も、想定外の行為。
思わず、固まってしまう。
「………/////
あ、ふ、フウちゃん?/////」
「……………クウ…ごめん……!!」
「え?」
ポツリと呟き、頬を包み込んだ風龍。
そのまま、口唇に押し当てるように口唇を重ねた。
「━━━━んんっ!!」
(やべぇ…気持ちいい…
もう……どうにでもなれ……!)
風龍は、夢中で祭理の口唇を貪った。
それから、海沿いを歩いて街に向かう。
「………祭理…」
「……////」
「ごめん…我慢出来なくて……」
「う、ううん…/////」
「なんで……俺とクウは、一緒に生まれてきたんだろうな………」
風龍が前を見たまま呟いた。
「え?フウちゃん?」
「なんかさ。
もし兄弟だったとしても、別々に生まれてたら何か違った気がするんだ。
もっと、堂々と祭理を奪えた気がする……!」
「フウちゃん…」
「祭理がいれば、何もいらねぇ。
ただ、祭理が欲しいだけなんだ。
祭理が手に入るなら、何でもする!!
なのになんで……祭理は、俺だけを見てくんないの?」
心なしか、風龍の声が震えていた。
当然だが、風龍と祭理二人だけしかいない。
「…………ここ、綺麗…/////」
「だろ?
光の反射がスゲー綺麗でさ!
鏡みたいに、空がそのまま海に映るんだ!」
「素敵…/////」
「ここ、俺しか知らない秘密の場所!
クウも知らないんだ!」
「え?そうなの?」
「なんで連れてきてくれたの?
………とか言うなよ?(笑)」
「あ、うん…!」
「祭理と二人で、絶対いつか来るって決めてたんだ!」
冷たい海風が、風龍の髪の毛をなびかせる。
表情もキラキラしていて、祭理は見惚れていた。
「………祭理」
「ん?」
「キス、していいよな?」
「え?あ、う、うん/////」
「目、瞑って?」
ゆっくり風龍の顔が近づき、祭理は頷いた。
口唇にしようとしてピタリと止まる。
“フウ、抜け駆けはしないでね”
「…………わかってるっつうの……」
頬にチュッとキスをした。
ゆっくり目を開けた祭理。
「こ、こ、今度は////わ、私がするね…/////」
「え━━━━」
風龍の服をギュッと掴み、背伸びをした祭理。
風龍の頬に、キスをした。
「……/////」
さすがの風龍も、想定外の行為。
思わず、固まってしまう。
「………/////
あ、ふ、フウちゃん?/////」
「……………クウ…ごめん……!!」
「え?」
ポツリと呟き、頬を包み込んだ風龍。
そのまま、口唇に押し当てるように口唇を重ねた。
「━━━━んんっ!!」
(やべぇ…気持ちいい…
もう……どうにでもなれ……!)
風龍は、夢中で祭理の口唇を貪った。
それから、海沿いを歩いて街に向かう。
「………祭理…」
「……////」
「ごめん…我慢出来なくて……」
「う、ううん…/////」
「なんで……俺とクウは、一緒に生まれてきたんだろうな………」
風龍が前を見たまま呟いた。
「え?フウちゃん?」
「なんかさ。
もし兄弟だったとしても、別々に生まれてたら何か違った気がするんだ。
もっと、堂々と祭理を奪えた気がする……!」
「フウちゃん…」
「祭理がいれば、何もいらねぇ。
ただ、祭理が欲しいだけなんだ。
祭理が手に入るなら、何でもする!!
なのになんで……祭理は、俺だけを見てくんないの?」
心なしか、風龍の声が震えていた。