山寺兄弟の深すぎる愛
シルバーリングを作ることにした、二人。
「祭理」
「ん?」
「僕が祭理に作るから、祭理も僕に作って?」
「うん、わかった!
でも………」
「ん?」
「ぶ、不器用だから私……」
「大丈夫!
僕にとっては“祭理の手作り”ってことに、意味があるから!」
cmakoに教えてもらいながら、横目で虎空を見ると………
(わぁ…綺麗…/////)
素人とは思えない、綺麗な指輪が出来ていた。
cmakoがペアリングになるように同じデザインを考えてくれた。
そして、ヒョウ柄のリングが二つ完成した。
しかし、あまりにも出来映えが違う。
「ご、ごめんね…クウちゃん……」
「ううん!ありがと!」
それでも虎空は、嬉しそうに微笑み左手の薬指につけてくれた。
外に出ると、雪が降り始めていた。
「雪…」
「綺麗だね!」
「「ホワイトクリスマスだ……!」」
「あ…/////」
「ハモった!(笑)」
「フフ…」
「…………僕、幸せだなー!」
「え?」
「祭理とデートしてこと。
祭理の手作りの指輪をしてること。
今、祭理が僕のことだけを見てくれてること」
「うん…/////」
「…………ゆっくり、散歩しよ?」
「うん!」
指を絡めて繋ぎ、ゆっくり歩く。
「………」
「………」
何故か、無言の虎空。
近くの公園に行き、並んでベンチに座った二人。
祭理が、虎空の顔を覗き込んだ。
「クウちゃん?」
「ん?」
「どうしたの?」
「時間……止まらないかなって思って」
「え?」
「このまま、祭理と何処か遠くに行きたい!
誰も知らない所に。
フウの手が届かない所に………!」
「クウちゃん…」
「…………なんで、祭理は一人しかいないの?」
「え?え?」
「祭理も、双子だったら良かったのに!
そしたら……僕達は揉めずに、正々堂々と祭理を僕のモノにできた!」
「………」
「祭理が欲しい!
僕、祭理が僕のモノになってくれるなら何でもするよ?
何もかも、捨てても構わない!
好きなんだ、祭理が!
祭理だけが、僕に幸せをくれる!」
虎空の震える声と、力強い想い。
祭理は、目が潤んでいた。
「クウちゃん」
「ん?」
「目、瞑って?」
「え?うん」
ゆっくり虎空が目を瞑ると、祭理は虎空の服を掴み頬にキスをした。
「祭理」
「ん?」
「僕が祭理に作るから、祭理も僕に作って?」
「うん、わかった!
でも………」
「ん?」
「ぶ、不器用だから私……」
「大丈夫!
僕にとっては“祭理の手作り”ってことに、意味があるから!」
cmakoに教えてもらいながら、横目で虎空を見ると………
(わぁ…綺麗…/////)
素人とは思えない、綺麗な指輪が出来ていた。
cmakoがペアリングになるように同じデザインを考えてくれた。
そして、ヒョウ柄のリングが二つ完成した。
しかし、あまりにも出来映えが違う。
「ご、ごめんね…クウちゃん……」
「ううん!ありがと!」
それでも虎空は、嬉しそうに微笑み左手の薬指につけてくれた。
外に出ると、雪が降り始めていた。
「雪…」
「綺麗だね!」
「「ホワイトクリスマスだ……!」」
「あ…/////」
「ハモった!(笑)」
「フフ…」
「…………僕、幸せだなー!」
「え?」
「祭理とデートしてこと。
祭理の手作りの指輪をしてること。
今、祭理が僕のことだけを見てくれてること」
「うん…/////」
「…………ゆっくり、散歩しよ?」
「うん!」
指を絡めて繋ぎ、ゆっくり歩く。
「………」
「………」
何故か、無言の虎空。
近くの公園に行き、並んでベンチに座った二人。
祭理が、虎空の顔を覗き込んだ。
「クウちゃん?」
「ん?」
「どうしたの?」
「時間……止まらないかなって思って」
「え?」
「このまま、祭理と何処か遠くに行きたい!
誰も知らない所に。
フウの手が届かない所に………!」
「クウちゃん…」
「…………なんで、祭理は一人しかいないの?」
「え?え?」
「祭理も、双子だったら良かったのに!
そしたら……僕達は揉めずに、正々堂々と祭理を僕のモノにできた!」
「………」
「祭理が欲しい!
僕、祭理が僕のモノになってくれるなら何でもするよ?
何もかも、捨てても構わない!
好きなんだ、祭理が!
祭理だけが、僕に幸せをくれる!」
虎空の震える声と、力強い想い。
祭理は、目が潤んでいた。
「クウちゃん」
「ん?」
「目、瞑って?」
「え?うん」
ゆっくり虎空が目を瞑ると、祭理は虎空の服を掴み頬にキスをした。