とどまることをしらないで。
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∗
……ちょっと、まって。
これは、……思ったよりも。
「……うう……どうしよう…」
せっかく洋服が可愛いのに、わたしのせいで可愛さ全滅。
わたしがこのメイド服に着られている気がする。
……どうしよう、このままじゃ作ってくれた子達に申し訳ないよ……。
もう一回、鏡に映る自分とにらめっこ。
「……よし」
脱ごう。すぐに脱ごう。
「ごめん入らなかった~」とか言っておけば、みーちゃんが着てくれるはず!
さっそく胸元のリボンに手をかけたとき。
「ーーーおーい。める着れたー?」
「ーーっ、!?」
な、なんというタイミング。
恐るべし、みーちゃん。
「めるー?」
「ま、まだ……!」
「本当?結構時間経ってると思うんだけど」
ーーぎく
「ほ、ほんとう……っ!」
「……嘘だな、この子」
「……あ……っ」
何かを察してしまったみーちゃんは、カーテンを勢いよく開けて。
わたしを見て、ピシッと固まった。