レアキャラ
俺はゲーム制作会社に勤めている。ゲームメーカーからの発注を元にゲームを制作するのが仕事だ。
そんなわが社のボスは、人生もゲーム感覚で楽しん
でいる。
ある日ボスが言った。
「来月から毎月皆勤賞として三万円を出す」
多分喜んだのは俺だけだ。
そんなもの、普通に誰もが手にするだろうと考えるのが当然だが、必ずしもそうとは限らない。何故なら社員の殆どが、お世辞にも健康そうとは言えない、ひょろっとして青白い顔をした奴ばかりだからだ。遅刻、早退、欠席の多い彼らがそれを手にすることは、至難の業だ。
そんな中、俺はというと、学生時代アメフト部で培った強靭な肉体と精神力を兼ね備えた、健康だけが取り柄のような男だった。もちろん毎月皆勤賞を狙い、まだ一度も逃していない。
そんなわが社のボスは、人生もゲーム感覚で楽しん
でいる。
ある日ボスが言った。
「来月から毎月皆勤賞として三万円を出す」
多分喜んだのは俺だけだ。
そんなもの、普通に誰もが手にするだろうと考えるのが当然だが、必ずしもそうとは限らない。何故なら社員の殆どが、お世辞にも健康そうとは言えない、ひょろっとして青白い顔をした奴ばかりだからだ。遅刻、早退、欠席の多い彼らがそれを手にすることは、至難の業だ。
そんな中、俺はというと、学生時代アメフト部で培った強靭な肉体と精神力を兼ね備えた、健康だけが取り柄のような男だった。もちろん毎月皆勤賞を狙い、まだ一度も逃していない。