海のように輝く君色を、もっと知りたい。〈ボーイズライフ〉
*1
高校一年の雪が降り始めた時期、やる気がゼロになってバスケ部を退部した。親に言われて始め、六年間やっていたバスケ。その六年が短いのか長いのか、よく分からない。
辞めた時は、暇になって時間の隙間を感じたけれど、そんなのは一瞬だった。すぐに慣れて、今までバスケをしていたことが空想の世界だったのだと感じることもあった。
二年になり、新緑が芽吹く季節となった。
最近は、夜中街で遊んでる。
不良と呼ばれる、自由に生きてそうな人達とバカ騒ぎして。
街でバカ騒ぎした次の日は、誰かにチクられて、先生に呼び出され怒られたりもした。
俺と一緒に騒いだやつらはそれでも笑っていた。
自由?
楽しい自由なんて何一つ見つからなかった。
辞めた時は、暇になって時間の隙間を感じたけれど、そんなのは一瞬だった。すぐに慣れて、今までバスケをしていたことが空想の世界だったのだと感じることもあった。
二年になり、新緑が芽吹く季節となった。
最近は、夜中街で遊んでる。
不良と呼ばれる、自由に生きてそうな人達とバカ騒ぎして。
街でバカ騒ぎした次の日は、誰かにチクられて、先生に呼び出され怒られたりもした。
俺と一緒に騒いだやつらはそれでも笑っていた。
自由?
楽しい自由なんて何一つ見つからなかった。