ブラジルから出られない!
差し出されたカクテルは、色は黄色でとても綺麗。でも迂闊に口をつけることはできない。だって、そのカクテルに何か薬を入れられているかもしれないし、度数がとても高くて一杯で酔ってしまうかもしれない。
知らない人からカクテルを貰わないこと、そして自分の飲んでいるカクテルから目を離さないことは自分の身を守るためにも常識にしておかなきゃ。
「ごめんなさい。私、そろそろ帰る予定なので……」
相手を刺激しないように帰り支度をしているフリをして、ナンパを諦めさせようとする。でも「もうちょっと飲んで行こうよ〜」としつこい。
何度も断っていたら、男性は痺れを切らしたのかカクテルの入ったグラスを手に持ち、強引に私に飲ませようとしてきた。航兄たちは気付いていないし、周りは止めようとしない。
「や、やめてください!」
男性の手を掴み、日本語で叫んでしまう。その時だった。男性の手を何者かが掴む。
「嫌がってるだろ?嫌がっている女性に無理やり酒飲まそうとするとか犯罪だぞ。しかもそのグラスの中身、スクリュードライバーかよ。酔っ払ったところを無理やり襲うつもりだったってわけか。最低だな」
知らない人からカクテルを貰わないこと、そして自分の飲んでいるカクテルから目を離さないことは自分の身を守るためにも常識にしておかなきゃ。
「ごめんなさい。私、そろそろ帰る予定なので……」
相手を刺激しないように帰り支度をしているフリをして、ナンパを諦めさせようとする。でも「もうちょっと飲んで行こうよ〜」としつこい。
何度も断っていたら、男性は痺れを切らしたのかカクテルの入ったグラスを手に持ち、強引に私に飲ませようとしてきた。航兄たちは気付いていないし、周りは止めようとしない。
「や、やめてください!」
男性の手を掴み、日本語で叫んでしまう。その時だった。男性の手を何者かが掴む。
「嫌がってるだろ?嫌がっている女性に無理やり酒飲まそうとするとか犯罪だぞ。しかもそのグラスの中身、スクリュードライバーかよ。酔っ払ったところを無理やり襲うつもりだったってわけか。最低だな」