俺がとめらんないだけ。
「あの、ほんっとに大丈夫です!
別に、作戦なんていくらでもありますし……」
「いや、このままじゃ俺の心が……」なんて、未だ渋っている模様。
もう、瑞希くん電車乗っちゃったかもしれない。いやいや、既に家に着いてるかも。
あああぁぁぁ、今日の夜は瑞希くんの何を思い出して過ごせばいいの……私……
「じゃ、分かった!
瑞希のこと、大好きなんでしょ?じゃあ瑞希のこと、何でも1つ教えてあげよう!」
「……ふえっ!?」
は、え、ちょ、ちょっと待って……
み、みみ瑞希くんのこと……何でも教えてくれる、だと……っ?
え、え、ええヤバいヤバいヤバい!!!
「こう見えても、瑞希と相当仲良いんだわ!
何でも聞いちゃいな?」