俺がとめらんないだけ。

ヤバい、絶対今変な顔してる。
瑞希くんの綺麗なお目目にこんな醜い姿見せられるわけないっ。



「あ……見ないで……ください……。」


必死に手を顔に当てて、隠す。
瑞希くんの視線が私に向いてるだなんて不思議過ぎて死ぬ。


「んじゃ、邪魔者は退散しまーす。」


え、か、神様???
ここで私と瑞希くんを2人きりにしないで下さい!!!!


私、5秒後に生きてるかも怪しいのに残すんですか!?



「じゃーね、瑞希。
借りはちゃんと返せよー。」



どうやら本当に神様は帰路に着いた様子。
借り?借りってなに?ってかこの抱き寄せられてる体制はどうしたら……



え、ていうか待って……私神様に瑞希くんのタイプ聞いてない……


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