俺がとめらんないだけ。
デレ強めの瑞希くん。
「いやぁーマジでごめん!」
「ほ、ほんとにもう大丈夫ですっ。」
放課後、昇降口にて。
ただいま絶賛、瑞希くんのダチという貴重なお方にお絡まれ中です。
というより、すっごく謝られています。
「でもさぁ、そのビックリ作戦?だっけ。結局、月城にできなかったんでしょ?それって俺のせいじゃん……。どうしよ……。」
「いや、でも、あれは結果的にやらなくて良かったというか………逆にありがたかったというか……。」
とにかく瑞希くんのダチさんのせいじゃないんです……。
とか内心思ってるだけの私の目の前で、どんどん瑞希くんのダチさんの表情が曇っていく。
「ま、まぁ結果的にほんとに大丈夫だったんで……!そ、そんな謝らないでください!」
「いやぁ……でも……」