眠れる森の聖女
疲れると凄まじい眠気に襲われ、魔力を使い過ぎると長時間失神していることに気付いた。
このロスをなくすためにも、まず鑑定魔法を身につけることにした。
数値に関しては比較対象がないから高いのか低いのかわからないが、とにかくゼロになる前に休むことを徹底した。
次に探知、徐々に範囲を広げて、ようやく人間がいそうな場所を発見した。
運のない俺らしいと言えば俺らしいが、これまでずっと、逆方向に歩き続けていたらしい。過ぎたことを気にしてもしょうがないが、ため息しか出んな。
だが、色々な魔法を試しながら、疲れたら休み、腹が減ったら何か口にして、マイペースに歩き続ける毎日は、なかなかどうして悪くない。
前世の俺は所謂オタクというやつだった。ゲームとアニメとマンガが俺の青春の全てで、恋人もできず、だからこそこうして魔法使いになったのか。
前世で得た知識を惜しみなく利用して、最強魔法使いになるのもいいだろう。
というか、当たり前のように受け入れてしまったが、転生して魔法が使えるとか、普通じゃないよな?
今更だが、夢なのか、死語の世界なのか、それとも俺はマンガの主人公か何かなのか?
だとしたら、何かしらの使命があるのだろうか?それはちょっと、嫌だな。
せっかく生まれ変わったんだ。俺は今度こそ、平凡で幸せな人生を送りたい。
できれば恋人も欲しいが、生まれ変わったとはいえ、中身が俺だからな、、
そうだ。どうせ前世の俺を知ってるやつなんていないんだから、身近にいた陽キャを真似ればいい。
会社にはいなかったな、、みんな死んだ魚の目をしていた。そもそも陽キャはあんなブラックな会社には入らないだろう。大学にはいた、、だろうけど、接点がなさ過ぎてよくわからない。高校はガリ勉の変なやつばっかだった。
終わった。俺の周りには見本になるようなモテキャラがひとりも、、あ、いたな。あいつがいいな。
リハビリに通ってた病院の整体師、、確か、、佐藤だったか?眩しいくらいにキラッキラの笑顔を振り撒いて、優しくて親切な爽やかイケメン。
近所に住んでいるのか、綺麗なお姉さんと手を繋いで買い物してるのを見たことがあった。凄く羨ましかった。ああいうのがいい、憧れる。
よし、魔法の練習の合間に、笑顔の練習も始めよう。
このロスをなくすためにも、まず鑑定魔法を身につけることにした。
数値に関しては比較対象がないから高いのか低いのかわからないが、とにかくゼロになる前に休むことを徹底した。
次に探知、徐々に範囲を広げて、ようやく人間がいそうな場所を発見した。
運のない俺らしいと言えば俺らしいが、これまでずっと、逆方向に歩き続けていたらしい。過ぎたことを気にしてもしょうがないが、ため息しか出んな。
だが、色々な魔法を試しながら、疲れたら休み、腹が減ったら何か口にして、マイペースに歩き続ける毎日は、なかなかどうして悪くない。
前世の俺は所謂オタクというやつだった。ゲームとアニメとマンガが俺の青春の全てで、恋人もできず、だからこそこうして魔法使いになったのか。
前世で得た知識を惜しみなく利用して、最強魔法使いになるのもいいだろう。
というか、当たり前のように受け入れてしまったが、転生して魔法が使えるとか、普通じゃないよな?
今更だが、夢なのか、死語の世界なのか、それとも俺はマンガの主人公か何かなのか?
だとしたら、何かしらの使命があるのだろうか?それはちょっと、嫌だな。
せっかく生まれ変わったんだ。俺は今度こそ、平凡で幸せな人生を送りたい。
できれば恋人も欲しいが、生まれ変わったとはいえ、中身が俺だからな、、
そうだ。どうせ前世の俺を知ってるやつなんていないんだから、身近にいた陽キャを真似ればいい。
会社にはいなかったな、、みんな死んだ魚の目をしていた。そもそも陽キャはあんなブラックな会社には入らないだろう。大学にはいた、、だろうけど、接点がなさ過ぎてよくわからない。高校はガリ勉の変なやつばっかだった。
終わった。俺の周りには見本になるようなモテキャラがひとりも、、あ、いたな。あいつがいいな。
リハビリに通ってた病院の整体師、、確か、、佐藤だったか?眩しいくらいにキラッキラの笑顔を振り撒いて、優しくて親切な爽やかイケメン。
近所に住んでいるのか、綺麗なお姉さんと手を繋いで買い物してるのを見たことがあった。凄く羨ましかった。ああいうのがいい、憧れる。
よし、魔法の練習の合間に、笑顔の練習も始めよう。