【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


先生の言葉にわたしがびっくり。

誤解されてる……!



「いえ、わたしは……」

「舞彩は俺の妹です」



そう答えて、受付名簿に名前を書いてくれる藍くん。



「あー! あなたが妹さんね! お人形さんみたいに可愛いから彼女かと思っちゃった」



先生の中でわたしたちってどう見えてるんだろう……!



「そんなことは……っ」

「そりゃあ可愛い妹がケガしたらお兄ちゃんは放っておけないわよね」



「うんうん」とうなづいて納得する先生。

わたしも藍くんもなにも言ってないよ……!



「センセ、これでいいですか?」



わたしのツッコミはもちろん届かないのだけれど、藍くんはスルーして質問した。



「大丈夫よ。とりあえず次の授業まで休んでもらいましょうか」

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