【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


けど、舞彩にとったら俺は血の繋がりのない3番目の兄。

俺が異性として見てたなんて知ったら、引かれていままでの関係じゃいられなくなる。


それが怖くて言えなかった。


舞彩がそばで笑ってくれなくなるなんて考えたくない。

気まずくなって会話がなくなるなんて無理だ。


そうなってでも、耐えられる覚悟ができていれば……。

とっくに告白をしていた。


舞彩が血の繋がった妹じゃないと知った小学生のときは衝撃だったけど、だんだん舞彩を異性として見てしまう自分がいた。


風呂上がりの甘い匂いだったり、素肌が見える部屋着だったり、無防備にリビングに寝てたり……。

イケナイ目で見てはだめだとわかって意識すると、どんどん可愛く見えて仕方がなかった。


この前だって……。

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