【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
雷が怖くて俺のそばにいてくれたとき、完全に信じてくれてるから頼ってくれてた。
泣きそうな顔で抱きつかれたときは一瞬理性が飛びそうになったけど、すぐに停電してしまって絶対に俺が守らなきゃって思った。
そんな思いとは裏腹に、俺の心はやっぱり男なもので。
俺がプレゼントしたエプロンを料理するたびに使ってくれる姿は可愛すぎるし、
耳もとで囁いたときの反応も俺の理性を揺さぶってくるしで。
翠聖が帰ってきてなかったら……キスのひとつやふたつじゃ済まなかった。
こんなに愛おしいのに気持ちを我慢するなんて、俺の体のほうがもたなくなりそう……。
……いや、そろそろ限界。
なにもしないで桃綺にとられたくない。
舞彩に俺は男だって意識させるしかない、よな。