【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


°


あっという間に夏休みの8月になった。



「2日間も舞彩と過ごせるなんて幸せすぎる〜!」



今日は紫音ちゃんの家でお泊まり会をして、その次の日はふたりでプールに遊びに行くことになった。

そのことを家族みんなに話したら、心配性な4人は……。


『友達とふたりで大丈夫?』

『危ないから俺もついて行く』

『絶対にラッシュガード着て! じゃなきゃ行かせられないな』

『日焼け止めは僕が塗ってあげるよ! ……あ、お泊まりするなら無理か〜』

『『おい』』


と声をかけてくれた。


さすがに兄弟をボディーガードにするわけにもいかないので、『なにかあったら連絡する!』ってことで落ち着いた。


何事もなく紫音ちゃんとプールを満喫できたのはよかったけど……。

家に帰ってお風呂に浸かってるとき、頭がズキズキ痛くなってきた。


なんでだろう、おかしいな。

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