【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
*
°
・
あっという間に夏休みの8月になった。
「2日間も舞彩と過ごせるなんて幸せすぎる〜!」
今日は紫音ちゃんの家でお泊まり会をして、その次の日はふたりでプールに遊びに行くことになった。
そのことを家族みんなに話したら、心配性な4人は……。
『友達とふたりで大丈夫?』
『危ないから俺もついて行く』
『絶対にラッシュガード着て! じゃなきゃ行かせられないな』
『日焼け止めは僕が塗ってあげるよ! ……あ、お泊まりするなら無理か〜』
『『おい』』
と声をかけてくれた。
さすがに兄弟をボディーガードにするわけにもいかないので、『なにかあったら連絡する!』ってことで落ち着いた。
何事もなく紫音ちゃんとプールを満喫できたのはよかったけど……。
家に帰ってお風呂に浸かってるとき、頭がズキズキ痛くなってきた。
なんでだろう、おかしいな。