【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


ずっとずっと欲しかった言葉をかけてくれた。


藍くんにとったら、わたしは妹以上……?


じゃあ、わたしが藍くんに対して抱いている想いがまったく届かないわけじゃないのかな。



「それなら……よかった」



肩の力が抜けてホッとした。

安心感に包まれてきて、急に眠気に襲われる。



「え……?」

「わたしも、藍くんを……」



そのまま、まぶたを閉じて心地のいい夢を見た……。





ゆっくり目を覚ますと、カーテンから明るい光が差し込んでいた。


もう朝……?

あれ? わたし、いつのまに寝ちゃって……。


昨日の出来事を思い出そうとしたら、手に温もりがあるのに気づいた。


そこには、わたしと手を繋いだままベッドに顔を伏せて寝ている藍くんがいて……。


んん? 藍くん……?

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