【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
誕生日に知らされるヒミツ
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翠くんが車を運転してくれて、目的の遊園地に着いた。
入り口付近からジェットコースターの音やにぎわう笑い声がよく聞こえてくる。
近くまで来ると、もっとワクワクしてきちゃうな!
「んじゃ、チケット配るよ」
カバンから遊園地のチケットを取り出した翠くんは、順番に渡していった。
「はい。彩の分」
「ありがとう!」
これで遊園地の中に入れるんだ!
いよいよだなぁ。
「彩のにはクーポンもついてるよ」
教えてもらってチケットをよく見ると、〝クレーププレゼント〟と書かれていた。
「ほんとだ……!」
「誕生日限定であるみたい。彩だけ特別」
唇の前で人差し指をたてて軽くウインクをする翠くん。
「ふふっ、嬉しい」
「なになに? すいせーと内緒話?」