【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


「うん……」



むしろドキドキしちゃったくらい。

桃くんがあのタイミングで来なかったら……どうなってたんだろうっ。



「ありがとう、舞彩」



藍くんは安心したように笑ってくれた。

よかった……。



「藍都を簡単に許したらまたされるかもしれないから気をつけてな……。

そうそう、たまごの雑炊作ったからまーやに食べてほしいんだ」



桃くんはお茶碗を持って柔らかなご飯をスプーンですくった。



「はい、まーや。あーんして」

「えっ……!」



桃くんが食べさせてくれるの……!?



「ほら、恥ずかしがらなくていいんだよ」

「じ、自分で食べられるよ……!」

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