【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
「はぁー? そう言う藍都のためでもないよ」
「…………」
「お前らはいつになったら仲良くできるんだ……」
「彩ねぇが心込めて作ってくれたんだからたくさん食べなきゃ〜」
睨み合う桃くんと藍くんに、呆れる翠くん。
マイペースに食べる橙ちゃん。
いつものリビングの風景だけど、この5人でご飯を食べる時間は楽しくて、わたしの大切な宝物。
みんなが美味しそうに食べてくれて、すごく心が温まった。
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ご飯を食べ終わったらみんなが分担して片付けを手伝ってくれた。
その間にお風呂に入らせてもらってリビングに行くと、キッチンの物は綺麗に掃除されていた。
みんなでここまでしてくれたんだ……。
お礼のつもりでご飯を作ったのに、また感謝しなきゃ足りなくなっちゃうよ。
なんて感動してたら、後ろから藍くんに声をかけられた。
「舞彩」