【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
藍くんから誘ってくれてる。
わたしの勘違いでも、聞き間違いでもない。
藍くんもわたしとふたりになりたいって思ってくれてるのかな。
一緒にお出かけは、買い物以外だとどのくらい振りだろう……っ。
「うん……。いいよっ」
まだわたしから積極的には行けないから、『わたしもお出かけしたい』って可愛くは言えないけど……。
楽しみすぎて、返事をするので精いっぱい。
「ありがと。舞彩と行きたいところがあるんだ」
藍くんが考えてくれてたなんて嬉しい。
もしかして、前から気にかけてくれてた……?
「えへへ。楽しみ」
「ちなみに、来週の日曜日はどう? バイトが休みで1日空いてるんだけど」
「来週……! 大丈夫だよ」
「よし、決まりな」