【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
藍くんが桃くんの持つスマホのマップを操作して、場所を教えてくれる。
わたしが前にこれに乗りたいって話してたの覚えてるんだ!
「うん! みんなもどうかな?」
見渡して聞いてみたら、うなづいてくれた。
「今日は彩の乗りたいものをまわる日だから」
「まーやが行きたいところは、俺も行きたいところ!」
「彩ねぇにならどこまでもついていくよ!」
翠くん、桃くん、橙ちゃんも賛成してくれた。
「ありがとう……っ」
みんなのおかげで今日が特別な誕生日になるよ。
「ちなみに、まーやの隣は俺な?」
いちばんに言ったのは桃くん。
続いて橙ちゃんがわたしの腕に抱きついた。
「だめだよ! 僕が彩ねぇの隣!」