【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
時の流れは同じなはずなのに、藍くんが言葉を続ける間が長く感じた。
また、誕生日のときに話してたような、ずっと内緒にしてたヒミツ?
それだと、覚悟がいるから心の準備ができてないよ……。
ドキドキと鳴る胸の音がどんどん大きくなる。
聞く覚悟を決めてぎゅっと手を握ったら、藍くんも握り返してくれて。
「舞彩が好きなんだ。俺と付き合ってほしい」
夢みたいな言葉に包まれた。