【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
わたしの気持ちを読んでるみたいに背中を押してくれる翠くん。
「……うんっ」
そうだよね。
ずっと一緒に暮らしてきたから。
わたしたちなら……大丈夫。
「ありがとう」
今日こそ、桃くんに話そう。
……わたしの気持ち。
スマホを開いて、桃くんにメッセージを送った。
《桃くんに話したいことがあるの。部活が終わったら、公園に集合できる?》
まだ学園に向かってる途中なのか、すぐに返事が来た。
《りょーかい! 彩とのデート楽しみにしてる!》
いつも前向きな桃くんは強いな……。
部活の終わる時間に合わせて出かける準備と、心の準備をした。