【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。
「……それはそうかもな」
「えっ……!」
や、やばいこと……?
それってなにっ……!
「わぁ、彩ねぇ顔真っ赤!」
「俺たちはいろいろ抑えられたけど、誕生日以降の藍都はいまにも爆発しそうだったからな」
「まーやの気持ちを伝えたら、今度こそオオカミになるだろうなー……。あー、うらやましい」
「ええっ……?」
爆発? オオカミ……?
藍くんがそんなふうになるわけ……。
「マジで気をつけて。怖くなったら俺のところおいでね」
「そのときは猟師になるよ」
「わかってたけど、そっか……藍にぃが彩ねぇを……」
「「コラ。想像するな」」
桃くんに気持ちを伝えていざ藍くんに応えようと思ってたのに。
そんなこと言われたら、藍くんのことをもっと意識しちゃうよ……!