【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


「うん……」

「私が舞彩の代わりに言ってあげようか?」



ええっ……!

こんなときの紫音ちゃんは行動力がありすぎるから冗談に聞こえないよ……!


首をブンブンと横に振って拒否をした。

好きな気持ちは自分で伝えなきゃ、藍くんに失礼だ……っ。



「どうすればいいかわかってんじゃん。舞彩はなにが引っ掛かってるの?」

「それは……」



そんなことって思われるかもしれない。

でも、紫音ちゃんに話したらなにかアドバイスもらえるかな……?



「桃くん……とかがね、藍くんは付き合ったらオオカミになるから気をつけてって……。いままでもね、いっぱいドキドキすることあって、どうにかなっちゃいそうで……。

そう思うと意識して言えなくて……」



そう伝えたら、紫音ちゃんは目をキラキラ輝かせた。


あ、あれ……?

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