【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


「なにそれ! 舞彩が可愛すぎるんだけど……!」

「きゃあっ」



紫音ちゃんにぎゅーっと抱きつかれた。



「そりゃオオカミになるよ。こんな可愛い子に『好き』って言われたら、毎日幸せすぎるよ。

しかも、いままで我慢してたわけでしょ? あの藍都先輩だもんな……。クールな顔して、けっこう上手そう……」

「ええっ……?」

「むしろ私からしたら早く食べてほしいくらい。好きな人と付き合えたら最高だよ? 一緒にいる時間がもっと幸せになるよ!

もう言うしかない!」



紫音ちゃん、わたしの話聞いてた……?



「私は舞彩が想いを伝えられるように全力で応援してるから。ふぁいと!!」

「ありがとう、紫音ちゃん」



みんな藍くんのことをオオカミって言うな……。


実際はどう言う意味なんだろう……?


調べてみたら、あの優しい藍くんから想像できないくらい甘々なことが書かれていて、

その日の帰り道は藍くんの言動にドキドキしながら下校することになった。


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