【完】超絶イケメン王子たちは、可愛いお姫さまをいちばんに溺愛する。


伝えたあと、チラッと藍くんを見ると目を大きく開いて驚いていた。

そして、すぐに安心したように微笑む。



「ありがとう、舞彩。好きだよ」

「っ……」



マイクを通さず、わたしだけに向けてくれた。

わたしの気持ちも、ちゃんと言葉にしないと伝わらないよね。



「わたしも藍くんが好き……です」



初めて藍くんの前で言えた。


ちゃんと伝わった……?



「嬉しい。やっと、舞彩と両想いになれた」

「きゃ……っ」



藍くんはわたしを抱きしめて、大事に包み込んでくれる。



「大好きだよ、舞彩。俺の彼女になって」



藍くんからの2回目の告白。

今度はちゃんと応えるね。



「もちろんです……!」



わたしもぎゅっと抱きしめ返した。


嬉しい。

藍くんと両想いなんだ……。

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